一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団

代表理事挨拶

音楽の仕事を通じて全国を旅する最中、ふとしたきっかけで宮城県にある児童養護施設を訪ねるチャンスがありました。日本の将来を担うこどもたちを支えるために、今、自分にも何かできることがあるのでは?全国のお客様から支えられながら成長してきた企業経営者として、いかに社会貢献をしながらお返しをするべきか?それらの問いに対しての答えが、財団の設立という新しい取り組みにつながりました。

その背景には、震災によって被害を受けた東北の女川にて、旧女川中学校の校舎を女川町より取得し、廃校活用をしながら地域雇用創生のお手伝いを始めたことがあります。震災後、女川町に残された建物は、高台に建築された小中学校だけでした。そこには多くのこどもたちの思い出が込められていたのです。そんな大切な施設を譲り受けた重責を感じながら、震災で亡くなったこどもたちの夢を未来のこどもたちにつなぐためにも、企業の航路を面舵一杯きって、積極支援することとしました。

全国には就学が困難な不登校小中学生が20万人以上いるだけでなく、こどもが虐待されるニュースも後を絶ちません。一見穏やかに見える日本国内であっても、無数のこどもたちが悲痛な思いの中に、今も置かれているというのが現実です。このような状況を何とかして打破したいという思いから、「こどもたちに音楽と笑顔を」というテーマを心の中に掲げ、できることからひとつずつ、始めてみようと決心しました。

日本は素晴らしい国です。その美しい国土に生まれ育ったこどもたち誰もが、未来に夢と希望を持てるよう、本財団を通して働きかけていきます。そして全国各地の最前線で、こどもたちに接している方々と協力体制を保ちながら、こどもたちに手を差し伸べるワーカーを経済的に支援することはもちろん、自らの財団もこどもたちと関わりながら、ともに未来を開拓するために邁進してまいります。

代表理事 中島 尚彦

プロフィール

1957年、東京都生まれ。15歳でアメリカにテニス留学。南カリフォルニア大学卒、ペンシルベニア大ウォートン校(MBA)卒、フラー神学大学院卒。80年代アメリカにて不動産会社を起業。キリスト教会の牧師を務めるかたわら、宣教師としてもフィリピン、インドネシアなど東南アジアを訪ねて奉仕活動に従事。帰国後、1993年サウンドハウスを創業。現在、株式会社サウンドハウス代表取締役会長、及び、株式会社ハウスホールディングス代表取締役を務める。古代史の研究にも携わり、その研究成果をhttp://historyjp.com/サイトに連載中。2022年には、こども達の未来を見据えながら社会貢献に取り組むため、サウンドハウスこどものみらい財団を設立。伝統文化を活かした地域活性化を支援しつつ、日本の精神的復興をライフワークとする。

ブログの紹介
日本とユダヤのハーモニー&古代史の研究 https://www.historyjp.com
Rickの本寝言シリーズ https://www.soundhouse.co.jp/contents/column/?mode=list&category=23